ダイニングソファーセット
ダイニングセットと言えばテーブル&チェアが定番ですが、今、ダイニングテーブルとソファーを組み合わせたダイニングソファーセットが人気急上昇中です。 |
カフェなどでは以前から見られましたが、一般の家庭に広まるようになったのはごく最近。日本人好みの“低め”の生活にもマッチした新しいスタイルです。 |
ダイニングソファーセットの人気の背景
ソファー+テーブルというスタイルは、カフェなどでは昔から用いられていたのですが、長いこと家庭に取り入れられることはありませんでした。それが、ここにきて急に注目されるようになったのは何故でしょうか。
その背景には、ライフスタイルの変化が上げられます。
日本は戦後西洋化が急速に進み、和室よりも洋室が多くなりました。その結果、居間(リビング)ではソファーが、寝室ではベッドが使われるようになりましたが、かつては居間は畳敷きで食事は座ってとり、食後の団らんも畳の上でした。
寝るときも、畳の部屋に布団を敷いていました。いわゆる床座の生活が基本でした。
それが西洋化とともに“高い"生活スタイルに代わりましたが、やはり日本人に刷り込まれたDNAがそれを許さないのでしょうか、数年前からかつての“低い"ライフスタイルが見直されるようになり、ロータイプのフロアソファーやローベッドが登場するようになりました。
低いソファーやベッドがまたたく間に普及すると、今度は「ダイニングも低く」という声が聞かれるようになり、低めのダイニングセットが求められるようになったわけです。
当時先陣を切って発売された「ロースタイルダイニング【KUK】」は直ぐにヒット商品となり、今でも人気商品となっていますが、この【KUK】の改良型が「ソファダイニングセット【KTS】」です。
こちらも発売以来ヒットを続け、ロングセラー商品となっています。
「ソファダイニングセット【KTS】」が売り出されてしばらくは、ダイニングソファーセットと言えば「ソファダイニングセット【KTS】」でしたが、1年もすると、堰を切ったように他メーカーから新商品が続々と登場するようになりました。
今では、ダイニングソファーセットは、ダイニングテーブルセットの定番商品となっています。
ダイニングソファーセットの特徴と魅力
ダイニングソファーセットの特徴の1つに高さが低いということが上げられます。
通常、ダイニングテーブルの高さは70cm程ですが、ダイニングソファーセットの場合は、70cm以下、60〜65cmが主流となっています。
そのため、ソファーと一緒にセットされるチェアの高さも低く設定されています。
低めのダイニングは、最初は違和感を覚えますが、直ぐに慣れてきます。とくに小さなお子さんやお年寄りにはウケが良いようです。
また、低めのダイニングソファーセットは、デザイン性に優れた商品が多く、おしゃれ感を求める方々にも好評です。
中でも「Wood&Retroデザイン・ダイニングセットDRV」シリーズは、今流行のレトロ調のデザインに仕上げてあり、大人気となっています。
入荷後数日で完売→入荷待ちとなることはしばしば、最近では入荷待ちの状態で次回入荷分が完売となることも珍しくありません。
他の商品においても、各メーカーともデザインには力を入れているようで、新商品はみなお洒落でセンス良い仕上がりとなっています。