自由にレイアウトして楽しみたい!タイルカーペットの使い方
カーペットやラグマットなどの敷物は、敷きたいスペースに対してのサイズ感がとても重要。
デザインや機能性が良くても、サイズが合わずに泣く泣く素敵なラグマットを諦めた、という経験がある方も多いのではないでしょうか。
また、形が最初から決まっていますので、部屋の床全体にきれいに敷き詰めるという使い方も難しいですね。
こうした敷物に関する悩みを上手く解決してくれるアイテムが、「タイルカーペット」。
小さなマットを並べて使うタイプの敷物なので、サイズや形など、いろいろな面で使い方の自由度が高いのが魅力です。
そこで今回は、タイルカーペットのメリットや上手な使い方に着目してみたいと思います。
タイルカーペットの特徴
部屋にラグマットやカーペットなどを敷く目的はいろいろあるかと思いますが、中でも保温性や耐久性、防音性など、機能面のメリットは見逃せないですね。
タイルカーペットも当然そういったポイントはきちんと押さえている敷物です。
その上で、タイルカーペットには普通のラグマットやカーペットにはない特徴やメリットがたくさんあります。
小さなマットを何枚もセットする
一番の特徴は、タイルカーペットは1つひとつは正方形の小さなマットである、ということ。一辺が40cm程度の小さめのサイズの物から、50cm位ある大きめのサイズの物が一般的です。
もちろん1枚だけではとても小さくマットとしての機能を果たせないので、何枚もセットで使うことになります。
1枚1枚を並べて任意の範囲に敷くことで、1枚の大きなカーペットのように使えるのです。
同じ規格で作られているものであることが前提ですが、きちんと敷けば段差などもなく、本当に1枚のカーペットのように使えます。
カットして形を変えられる
また、はさみやカッターを使えば簡単に切ることができるのも大きな特徴。
部屋の床全体にカーペットを敷き詰める場合、端の方や柱がある場所は正方形のままではきれいに収まりませんよね。
そんなときは、部屋の形や柱の形に合わせてその部分のカーペットだけカットしてちょうどいいサイズにしてしまえばオーケー。
もともとの床材がカーペットになっているかのような部屋になります。
賃貸の家ではリフォームはしにくいですが、タイルカーペットを使えばまるで床を張り替えたような印象に。
リフォームするよりもコストはずっと安く済むはずです。
引っ越しや模様替えでタイルカーペットを使う部屋が変わるときも、狭くなるのであれば使うカーペットの数を減らせばいいですね。
一方、広くなる場合には新たに買い足せば同じように使えます。
いちいち大きなラグマットやカーペットを買い直すよりもずっと経済的です。
コストを抑えてインテリアコーディネートを考えたい方、引っ越しや模様替えの機会が多い方にもおすすめです。
メンテナンスがしやすい
たいていのタイルカーペットは撥水加工や防水加工がされていて、何かをこぼしてしまったときなど、掃除しやすいのも魅力的です。
並べて敷き詰めていても実際には1枚1枚が独立しているので、汚れた場所だけ一度取り外して洗い、きれいになったらまたもとの通りに敷けるのも大きなメリットと言えます。
大きなラグマットやカーペットは一部が汚れただけでもまるまる1枚を洗わなければいけないため、サイズが大きければ大きいほど負担も増えます。
乾くのにも時間がかかりますし、その間はずっと敷物なしで過ごさなければいけませんね。
その点タイルカーペットなら、一部だけを取り出して洗えるので他の部分は普段通りに使えます。
洗っても使えないほど汚れたり傷んでしまったりしたときにも、その箇所に使う分だけ買い足したり、余っている分のタイルカーペットを代わりに敷いたりする、といった対応が可能です。
まるごと買い替えなければいけない他の敷物と比べると、断然お得!
汚れや傷みに強くコストパフォーマンスが良いことに加えて、防ダニ加工がされている商品も多いため、小さなお子さんがいるご家庭、ペットを室内飼いしているご家庭でも安心して使えます。
デザイン性でも遊べるバリエーションが魅力!
サイズを問わず使えることやコストパフォーマンスが良いことなど、さまざまな面でメリットの大きいタイルカーペット。
それらの魅力に加えて、デザインやカラーリング、ちょっとした配置変えで大きく印象が変わるのもタイルカーペットの良いところです。
デザイン、カラーリング
普通のラグマットやカーペットは当然模様や色が最初から決まっていますから、そこにオリジナリティを持たせることはできませんよね。
どんな商品を選ぶか、という点でしか自分のセンスを活かせないのです。
一方、タイルカーペットは何枚ものカーペットを敷き詰めて使うものなので、その並び順は自分で自由に決められます。
サイズさえ合うものなら、いくつものカラーや素材を自分の好きなように組み合わせて使えるので、デザインの幅がとても広くなるのです。
形はほとんどが正方形で統一されていますが、それも自分で簡単にカットできますし、中には六角形のタイルカーペットもあるので、ワンポイントとして変わった形のものを取り入れる、なんてもこともできます。
好きなタイルをきれいに並べて楽しむように、タイルカーペットも自分の思うままに並べ替えて楽しめるというわけです。
配置変え
簡単に場所を変えられるというのも大きなポイントで、ちょっと気分を変えたいというときにもそれぞれの位置を取り替えるだけで気軽に模様変えができます。
子供部屋の床にはナチュラルな色のカーペットを織り交ぜてあげることも簡単にできますし、落ち着いた雰囲気にしたいリビングにはシックなカラーを、キッチンマットとして使うものには温かみのあるカラーを…というようにバリエーション豊かな使いみちが生まれます。
タイルカーペットは、インテリアコーディネートにこだわりがある、という方にこそおすすめしたいアイテムなのです。
タイルカーペットのいろいろな貼り方
デザインにこだわりがある方なら自分で自由にタイルカーペットを貼って楽しめるかと思いますが、そこまで自分のオリジナリティやセンスに自信がない、基本の貼り方を知りたいという方も多いはず。
そこで、基本となるデザインの貼り方をいくつかご紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね。
ランダム貼り
カーペットを貼る方向をランダムに決める、という貼り方。
柄が付いているカーペットだけでなく、無地のものでも繊維の流れが変わるので見た目にも変化がつきます。
市松貼り
ランダムにカーペットを変えるのではなく、規則的に並べて市松模様を作る貼り方です。
簡単に変化のあるデザインを作れるためか、特に一般的な貼り方となっています。
迷ったら相性のいい柄やカラー同士で市松貼りにしてみましょう!
流し貼り
同じ柄・同じ色のカーペットを全て同じ方向に貼るという方法です。
シンプルですっきりとした印象ですが、柄によっては自宅用のカーペットというよりオフィスのような雰囲気が出てしまうことも。
一方向に向かって同じ柄が続くので奥行きが感じられ、より広いスペースに見えるという利点もあります。
これらの基本的な貼り方の他にも、いくつかのカラーを並べてボーダーにしてみたり、グラデーションになるような順番で貼ってみたりと、いろいろなバリエーションを試せるのがタイルカーペットの良いところ。
どんなデザインの床にしたいのか、そのビジョンがはっきりしている方には特におすすめです。
普通のラグマットやカーペットに物足りなさを感じている方は、ぜひタイルカーペットを試してみてくださいね!
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