ラグマットはただ見た目のために敷くものじゃない?
家具やインテリア用品の大半は、本当に必要だから購入するものばかりですよね。収納やベッド、ソファ、テーブルなど、見た目や使い勝手で何を選ぶかは人それぞれですが、購入しないで生活するのはあまり現実的ではありません。
その中で、どんなインテリアコーディネートでも大抵見掛けるものの、必要性がいまいちわかりにくいのがラグマット。普段の生活では何気なく使用していても、いざ買い替えよう、新しいものを買おうとしたときに「なぜ必要なんだろう?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えばインテリアコーディネートの参考に雑誌を見てみたり、インターネットで関連サイトを検索して写真を見てみると、ほとんどの場合リビングなどにラグマットが敷かれています。ドラマや映画のセットでも同じです。だからこそ、なんとなく敷くことが当然、当たり前のように感じられるのでしょう。
ですが、なぜラグマットを敷くべきなのか、その具体的な理由ははっきりとわかっていない方も多いはず。機能的に必要ないのなら使わなくてもいいや、と切り捨ててしまう前に、ラグマットのメリットをちゃんと把握しておきましょう!
■ラグマットを敷くことによるメリットとは
ラグマットを敷く床は、ほとんどの場合がフローリングですよ。ラグマットのメリットは「フローリングの床が持つデメリットを解消する」ということにもつながっています。
そのひとつが、防寒性のアップです。
秋から冬にかけて、足下はとても冷え込みます。冷たい空気ほど下にたまりやすいので、冬場は床付近が特に冷えるのです。
床暖房があればいいですが、そうでない場合は暖房をつけていてもひんやりしています。
それに加えてフローリングの床は元々冷たいので、さらに足下が冷えやすいです。
夏場はフローリングの冷たさが心地良いですが、寒い時期にはデメリットになってしまうんですね。
ラグマットを敷くだけで、フローリング床の冷たさはかなり軽減されます。フローリング特有の冷たさから足先を守ることができますし、床が冷えすぎることも防いでくれるのです。
ラグマットを敷くだけなら電気代などもかかりませんから、エコの面でもいいことばかりですね。
フローリング床は、「物音が響く」というデメリットも持っています。
フローリングに限ったことではないですが、硬い床ほど物を落としたりぶつけたりしたときに大きな音が響きやすいのです。
ベッドやソファの上に物を落としても大きな音はしませんが、机などに物をぶつけると大きな音がしますから、感覚として理解しやすいかと思います。
物音の問題は、一戸建ての家ならあまり気にならないですが、マンションなど集合住宅だとご近所への迷惑になるかもしれないと悩む方も多いです。
やんちゃ盛りなお子さんがいたり、ペットを飼っていたりするご家庭では特に気になるところでしょう。
ラグマットは当然フローリング床よりもやわらかく、ものによってはふかふかしていたり毛足が長かったりしますので、防音効果も期待できます。
フローリング床に直接物を落とすより、ラグマットの上で落とした方が静かで、周りへの迷惑にもなりません。
子供部屋などお子さんの遊ぶスペースにラグマットを敷いておけば、おもちゃなどを落としてしまっても音がうるさくならないというメリットがあります。
お子さんのいるご家庭にとってのメリットとして、安全性が高まるということも挙げられます。
フローリングの床は滑りやすい上に硬いので、万が一転んだりぶつけたりするととても痛いですし、大きな怪我になる可能性もあります。その点、やわらかなラグマットを敷いておけば、クッションの役割を果たしてくれますし、滑りやすさも軽減されて安心感が高いです。
そこで、生活する家族だけではなく、フローリング床そのものも、ラグマットを敷けば傷から守ることができます。
硬いフローリングの床は丈夫ですが、傷つきやすくもあります。物を落とすとすぐに傷がついてしまいますし、その傷はとても目立ちます。
ダイニングテーブル付近の椅子など、頻繁に押したり引いたりする物が置かれている床は、ふと気付くと傷だらけになっていることもよくありますよね。
傷が付くようなことをするとわかっている部分にラグマットを敷いておけば、予想される傷をかなり防いでくれます。
その他、日常的にみんなが長い時間を過ごすところでは物を落とすなどのアクシデントも増えますので、そういった場所にも敷いておくと安心ですね。
■ラグマットのデメリットを解消する方法
フローリング床のデメリットをどんどん解消してくれるラグマット。そんなラグマットが持つデメリットは、「ほこりが溜まりやすい」ということです。
実は、これも裏を返せばほこりの舞い上がりやすいというフローリング床のデメリットを解消してくれるメリットでもあります。あちこちにほこりが舞ってしまうよりは、ラグマットがキャッチしてくれる方が良いですからね。
ですが、ほこりの溜まったラグマットをずっと放置しているのも不衛生です。他にも飲み物などを零してしまったりして汚してしまうこともありますから、ラグマットは簡単に洗えるものや掃除機をかけられるもの、はっ水性のあるものを選ぶといいですね。
もちろん定期的にクリーニングに出すのもおすすめです。
一見お部屋の雰囲気作りという意味しかないように思えるラグマットですが、実はこんなにたくさんの役割を持っています。
一人暮らしや夫婦でお住まいの方はもちろん、小さなお子さんのいるご家庭にもぜひ活用していただきたいインテリア用品です。
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