こども部屋

子どもがまだ幼い時期にマイホーム建築に取り組むことになった場合、「子ども部屋をどうするのか」という点で悩む親御さんも多いことでしょう。

 

「それぞれの子どもに、専用スペースを用意したい」と願うパパ・ママは少なくありません。
しかし、幼い時期、家族みんなで過ごす期間のことを考えると、「小さな複数の個室」よりも「大きな一つの部屋」の方が、使い勝手が良いということも十分に考えられます。

 

このような場面で人気が高まっているのが、「最初は大きな一つの部屋にしておいて、必要になった際に壁を作る」という方法です。今回は、こんな間取りを検討している方に、オススメの家具について紹介していきます。

 

■子ども部屋、「いずれ分ける」スタイルのデメリットとは?

子ども部屋同士を連結させて、最初は一つの大きな部屋にしておくスタイルは、近年人気の間取りであり、ホームメーカーの担当者側から積極的に提案されるケースも多いようです。

 

「今は大きな部屋にしておいて、必要なタイミングで分ける」というのは、非常に便利な方法です。正直なところ、親にとっても「子どもが大きくなったときのこと」は、想像が難しいもの。「決断を後回しにできる」という意味では、メリットの大きい方法であると言えるでしょう。

 

しかし、この方式には意外と大きなデメリットもあります。それは「いずれ自分で手配して、壁を作らなければならない」という点です。

 

壁を作る工事そのものは、決して難しくはありません。
しかし、自分自身で施工業者を手配し、業者に入ってもらうために部屋を片付けなくてはいけません。もちろん相応のコストだってかかってきます。

 

子どもはいずれ独立するもの。将来的には、また壁がない方が使い勝手が良いかもしれません。このような場面で、「あとからわざわざ壁を作る工事をする」というのは、意外と大きな決断になってしまうのです。

 

これから、「いずれ分けるスタイルの子ども部屋」を作る予定の人や、すでに作っていて、そろそろ子ども部屋を分けたい!と考えている人は、このデメリットを賢く乗り越えるためのコツをチェックしてみてください。

 

■部屋の間仕切りは壁でなくてもOK! 家具を使って上手に分けよう

一つの大きな子ども部屋を仕切る目的は、子どもの人数に合わせて、個室を用意することです。

 

壁を作るのは大変ですが、間仕切りは壁でなくても大丈夫です。
家具を使って空間を分けることができれば、わざわざ専門業者を手配する必要はありませんし、どちらの空間をどの程度の広さにするのか、用途に合わせて自由に設定できるというメリットもあります。

 

もちろん家具であれば、「後で動かす」ということも可能となります。
「また大きな一つの部屋にしたい」という場合には、家具を部屋の隅に動かすだけでOKです。

 

家具を使って空間を仕切る方法のメリットとしては、ほかにも、「デッドスペースを作らない」という点が挙げられます。間仕切りそのものが家具として使えるので、子どもたちにとっても快適な空間が作りやすいと言えるでしょう。

 

一方で、家具を使って間仕切りを作る場合、壁よりも遮音性には劣ってしまう可能性が高いです。
お互いのプライベート空間をしっかりと分けたい!という場合には、やはり壁を作ってもらった方が良いのかもしれませんね。

 

・互いの生活音をあまり気にしない
・間仕切りを作って空間が完全に区切られてしまうのは寂しい
・とりあえずお試しで、部屋を仕切ってみたい
・今壁を作ったとしても、またすぐに撤去する可能性がある
・子どもの人数に合わせて、個室スペースの数を調整したい

 

このような場合には、移動可能な家具間仕切りが力を発揮してくれることでしょう。ぜひ検討してみてください。

 

■家具で仕切るってどうやって?オススメプランと具体的な家具3つ

壁を作る場合と比較して、自由度の高さが魅力の家具仕切りプラン。とはいえ、「具体的にどんな家具を使ってどう仕切れば良いの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、こんな方にオススメしたい3つのプランと、具体的な家具についてご紹介しましょう。

 

つっぱりタイプの本棚で、収納力抜群の間仕切りを作ろう

子ども部屋には、教科書や子供の漫画、図鑑など収納するべきものがたくさんあります。本棚の購入を検討するのであれば、ぜひ本棚と間仕切りを併用するプランについて検討してみてください。

 

本棚の中には、天井近くまでの高さがあり、しかもつっぱりタイプで安全性を確保した商品が少なくありません。壁に沿って設置する方法が一般的ですが、思い切って部屋の中央に並べることで、間仕切りや目隠しとして機能させることができます。

 

子ども部屋を仕切る目的で設置するのであれば、部屋の中央に一列に並べて置くのがオススメです。互い違いに配置することで、左右どちらの子ども部屋も、抜群の収納スペースを確保できます。

 

▼「薄型設計!突っ張り式本棚」

薄型設計!突っ張り式本棚

 

こちらの商品は、60センチ幅のつっぱり式本棚となっています。壁を設置したい長さに合わせて、本棚を購入すると良いでしょう。

 

奥行きは17センチのスリムタイプで、非常にスッキリ!大きめサイズの本を収納したい場合には、オプションで専用棚板を注文できます。
専用のブックカードもあり、安心して使える点も子供部屋にピッタリだと言えるでしょう。

 

オープンタイプのつっぱり棚で、解放感を演出

子どもがまだ幼い場合や、あくまでも緩やかに空間を仕切りたい場合には、オープンタイプのつっぱり棚を活用するのがオススメです。

 

床から天井までの非常に大きな棚でも、オープンタイプにすることで、目線が抜けるようになります。
光や風も十分に通りますから、生活する人にとっても圧迫感をの少ない作りになっていると言えるでしょう。

 

「子ども部屋を分けたいけれど、そこまでの広さがない……」という場合には、壁を作ると牢獄のような雰囲気になってしまうことも。その点、オープンタイプのつっぱり棚であれば、程よい程度で間仕切りを作ることができます。

 

こちらのプランにオススメの家具は、以下のとおりです。

 

▼「高さ調節ができる!国産ひのき製突っ張り棚【TSR】」

高さ調節ができる!国産ひのき製突っ張り棚【TSR】

 

国産ひのき製のオープン棚は、安っぽさを感じさせない作りが魅力です。天井のギリギリまでが棚になっていて、見る人に違和感を抱かせるようなこともないでしょう。

 

こちらの商品には、奥行き2タイプ(17センチ・29センチ)×横幅3タイプ(30センチ・50センチ・90センチ)の、合計6種類が用意されています。
また、棚だけではなく、棚同士を連結させる追加棚も用意されていて、非常に幅広い用途で活用することが可能となっています。

 

棚板を追加して両方向から使える本棚にしても良いですし、追加棚でカウンタースペースを作れば、子どものお絵かきスペースやおままごとスペースとしても機能してくれることでしょう。

 

大容量の収納棚を上手に使えば、子どものおもちゃもスッキリと収納させることができます。見た目にも美しく、子どもにとっても楽しい間仕切りが作れるのではないでしょうか。

 

ベッドとカーテンで簡易間仕切り

子どもがある程度の年齢になってくると「自分のベッドで、一人で寝たい!」と言うことがあります。
自立のためには非常に重要なステップであり、親にとっては「子ども部屋をどうしようか」と、本気で考え始めるきっかけにもなるでしょう。

 

「壁を作るのはまだ早いけれど、一人寝には挑戦させたい!」という場合にオススメなのが、二段ベッドとカーテンを使って作る、簡易間仕切りです。

 

方法は簡単で、二段ベッドを部屋の中央に置き、目隠し用のカーテンを取り付ければOKです。上下で互い違いに使えるようにすることで、同じベッド共有しながら、プライベート空間を確保することができます。

 

このプランにオススメなのは、以下の家具です。

 

▼「大きくなっても使える!デザイン性の高い2段ベッド【GSR】」

大きくなっても使える!デザイン性の高い2段ベッド【GSR】

 

こちらであれば、木製で品質もしっかりしていて、さらにそれぞれのベッドを別々に使うこともできます。将来的に「壁を作る」ということになっても、ベッドが無駄になることはありません。

「とりあえず個室生活をシミュレーションしてみたい」という場合にも、ピッタリのプランだと言えそうですね。

■まとめ

大工さんに頼らず、家具を使って子ども部屋を間仕切るプランはいかがでしたか?

家具を使えば、いつでも自由に模様替えができるというメリットもあります。子どもと一緒に、部屋を作り上げていく楽しみも満喫できるのではないでしょうか。

インテリア家具を探す

  • ADVICE インテリアコーディネートワンポイントアドバイス
  • DOWN FUTON 羽毛布団
  • RUG ラグマット
  • ASIAN FURNITURE アジアン家具
  • かしこいベッドの選び方
  • かしこいソファの選び方
  • かしこいテレビ台の選び方
  • 購入前に知っておきたい布団のアレコレ
  • ご不要になった家具の処分について
  • 組み立て・設置と不要家具の引き取りについて
  • インテリア用語集
トップ