リビングボード

キャビネットやキッチンボードなどの収納家具は、片づけを楽にしてくれるだけでなく、部屋のインテリアアイテムとしても役立ってくれます。

 

収納家具にはいろいろなタイプがあるため、具体的なイメージを持っていないと商品を購入する際に迷ってしまうこともあるでしょう。

 

そこで今回は、収納家具を探すときに意識しておきたいポイントについてお話ししたいと思います。

 

何を収納するかをイメージして商品を選ぶ

収納家具を選ぶ際にまず意識しておきたいのは、「何を収納するか」です。

 

中にしまうものによって、最適な家具の仕様は変わってきます。

食器

割れ物である食器を収納するときは、扉や引き戸がついた商品を選ぶのがベストです。

 

家具ショップでは、スタイリッシュなオープンタイプのカップボードなども広く販売されています。

 

こういった商品は、頻繁に使用するマグカップなどを仮置きするときに便利ですが、来客用の食器や高価な食器を収納するのには余り向きません。

 

食器が地震の際に破損したり、表面にほこりがついたりする可能性があるため、扉や引き戸つきのカップボードやキャビネットなどを選んだほうが安心です。

 

扉付きキッチン収納

 

扉や引き戸の部分にガラスなどの素材が使われていれば、開けなくても何が入っているかを確認することができます。

衣類やファッション小物

衣類やファッション小物は、ほこりや湿気、害虫の影響を受けないような場所に保管をする必要があります。

 

このようなアイテムを収納する際には、やはり扉付きのクローゼットが適しています。

 

セーターやシャツなどの小さく畳める衣類は、引き出し付きのチェストなどに収納することも可能です。

 

チェスト

 

コートやブルゾン、ワンピースといった型崩れがしやすい衣類については、ある程度の高さがある収納家具でないと保管が難しいこともあります。

 

オープンタイプのシェルフを選ぶ場合は、ほこりよけのカバーが付いているかどうかをチェックしておきましょう。

本を収納する場合は、本の大きさや量を考えて収納家具を選びます。

 

大型の本が多かったり、大量の本を収納する必要があったりするときは、左右に動くスライド式の棚が付いたタイプや、壁面収納ができるタイプの本棚を選ぶと手持ちの本がすっきりと片づけられるでしょう。

 

壁面収納本棚

 

このようなタイプの本棚は、省スペースでたくさんの本を収納することが可能です。

日用品

洗剤や掃除用品などの日用品を入れる場合も、扉や引き戸がついたキャビネットなどを選んだほうが上手に収納ができるでしょう。

 

このような日用品は、家族や来客の目に触れない場所に保管をしたほうがスマートです。

 

開閉が楽にできるような素材、デザインの収納家具を選べば、中身を頻繁に出し入れするときにも扱いやすいでしょう。

 

置き場所の広さと家具のバランスを考える

チェストやカップボードなどの収納家具は、ある程度の大きさがあることが多いです。

 

このような家具は、置き場所の広さを考えて選びましょう。

狭いスペースにも置きやすい収納家具

設置するスペースが限られている場合は、縦長のキャビネットや棚を活用する方法があります。

 

縦長の家具は、天井に近い場所まで収納スペースとして活用できるのがメリットです。

 

不要なスペースを使って賢く収納ができるため、部屋を広く見せることができます。

 

また、複数の方向に引き出しや収納棚があるキッチンカウンターも、部屋を広く使いたいときに便利な収納家具です。

 

こういった商品を選べば、キッチンカウンターとカップボードなどの収納家具を別々にそろえなくても済む場合があります。

 

さまざまな方向に引き出しや収納棚が設けられていれば、狭い場所でも使いやすいです。

隙間収納の家具を見つけるのは意外に難しい

部屋を広く使いたい場合、使用している家具や家電の隙間にピッタリと収まる家具を探す人もいます。

 

こういった方法で気に入った収納家具を探すのは、予想よりも難しいことが多いです。

 

たとえば、隙間が20センチ前後しかない場合、その場所にピッタリと収まる家具はかなり限られてきます。

 

たまたま適当なサイズの商品が見つかった場合でも、色や素材に妥協が必要になるケースが少なくありません。

 

現状の家具や家電のレイアウトを見直してから家具を探したほうが、満足できる商品が見つかる可能性があります。

 

使い勝手や雰囲気を考えて素材を選ぶ

どのような素材が使われているかも、収納家具を選ぶときのポイントです。

 

収納家具には、天然の木やスチール、プラスチックなどのさまざまな素材が用いられています。

 

家具の使い勝手や雰囲気は、素材によって変わってきます。

オークやヒノキなどの天然の木を使った収納家具は、使いこむほどに色が深くなったり、手触りがよくなったりするのが魅力です。

 

天然の木には、適度な吸湿性があります。

 

桐のように防虫効果がある樹種もあるため、素材の選び方によっては害虫の被害を受けにくくなるのもメリットです。

 

着物などの大切な衣類を収納するときには、このような素材の収納家具を選ぶのもひとつの方法になるでしょう。

 

木を使った収納家具は全体的にナチュラルな雰囲気があり、インテリアアイテムとしても役立ってくれます。

スチール

スチール製の収納家具は、丈夫で耐久性に優れています。

 

この素材を使ったキャビネットなどは、片手でも楽に開閉できることが多いです。

 

頻繁に出し入れをする品をしまうときには、こういった特徴が役立ってくれるでしょう。

 

スタイリッシュな雰囲気があるスチール製の家具は、モダンなインテリアにもマッチしやすいです。

 

ピンクやグリーンなどのカラフルな商品も販売されており、部屋の雰囲気に合わせて好みの色を選ぶこともできます。

プラスチック

素材そのものが軽く、女性でも扱いやすいのがプラスチック製の収納家具です。

 

合成樹脂などを使用したチェストやキャビネットは、一般的に価格がリーズナブルです。

 

プラスチックは湿度の影響を受けにくく、カビなどが生じにくいのも魅力と言えます。

 

底にキャスターが付いた商品は、場所の移動もスムーズにできます。

 

目的に合った収納家具を選ぶことが大切

収納家具には、さまざまな素材、デザインの商品があります。

 

膨大な商品から最適な商品を選ぶには、家具を購入する目的を明確にしておくことが必要です。

 

収納する品の種類はもちろん、部屋をどのように活用したいかも考えておくと商品が選びやすくなります。

 

インテリアアイテムとして収納家具を活用したい場合は、素材やデザインにこだわって商品を探してみましょう。

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