本棚

■部屋の中でも特に大きな存在感を持つ本棚

近年、電子書籍が広く普及し、紙媒体の書籍の売り上げは年々少なくなっていると言われていますが、今も紙の本を愛している人はたくさんいます。

 

また、書籍によっては電子化されていないものもまだまだ多いですよね。
仕事や趣味などで専門的な本を集めている人などは定期的に新しい本を購入したり、本棚にたくさんの本を並べて必要になればその都度参照したりといったこともあるでしょう。
もちろん、純粋に読書が好きで本を購入し続けているという人もいますよね。

 

本棚は、基本的には大きめな家具のひとつです。
中にはコンパクトなものもありますし、小さめのカラーボックスなどを活用して本を収納している人もいますが、きちんとした本棚を用意するとなると、ある程度のスペースが必要になります。

 

一軒家でもワンルームでも、部屋全体の中でかなり大きな存在感を放つ家具であることに変わりはありません。

 

そうなると、もちろん本棚の使い方も部屋全体のインテリアの雰囲気に深く影響してきます。
他の家具のレイアウトやデザインなどにいくらこだわっても、本棚の中身が乱雑に収納されていれば、部屋自体も全体的に雑然とした印象になってしまいます。

 

どんなことに気を付けて本を並べるか、そして空いたスペースをどう使うかといった点にほんの少し工夫を加えるだけで、本棚の持つ雰囲気はがらりと変わります。

 

おしゃれな本屋さんのように整然として美しい本棚を作るコツ、そして人の目に触れる「見せる収納」としての活用法をご紹介します!

 

■まるで本屋さん!より見栄え良く本を並べるためのポイント

本棚に本を並べるときに気を付けたいのは、大きくまとめると

 

「必要なときに本を探して取り出すのに便利かどうか」
「全体の雰囲気が整然として綺麗かどうか」

 

の2点になるかと思います。

 

オープンな本棚は部屋に入ればすぐに目に入るので、見栄えがとても重要になってきますし、一方で本を収納するという機能を持つ家具としても使いやすいようにしたいですよね。

 

そこで、見栄えと機能性、双方を意識した収納方法をまとめまてみました。

 

背表紙の位置を手前端に揃える

例えば漫画や小説の文庫本、新書など、普段購入する書籍のジャンルが大体決まっていて、持っている本のサイズがある程度決まっているのであれば、それぞれを本のサイズごとに揃えて収納するだけで統一感が出てすっきりします。

 

ですが、実際には持っている本のサイズがほぼ同じなんてことはほとんどないでしょうし、何よりもサイズで分けてしまうと本の内容としては統一性がなくなってしまう可能性も出てくるのがネックですよね。

 

取り扱っている内容ごとにまとめたい、作家ごとに並べたい、といったこだわりがある人も多い中、サイズだけで本棚の並びを決めてしまえばそれでいい、というのは少し乱暴過ぎるところがあります。

 

本の内容や作家、ジャンルなどを重視した、まるで書店のような並びにしたいという方におすすめなのが、「本の背表紙の位置を本棚の手前端に揃える」という方法。
背表紙の位置がしっかり揃っていると本のサイズが違ってもあまり気にならず、すっきりとして見えます。

 

逆に奥側にぴったり付けて本を収納したいという場合には、不自然に空いてしまうスペースを飾り棚として活用するという方法がおすすめ。

 

当然本は取り出しにくくなってしまうので、頻繁に出し入れする本の前には大きな物は置かないよう気を配りましょう。

 

高さやサイズが揃わない場合は、両端を高く・真ん中を低く

書店のようにジャンルや作家で本をまとめたいというこだわりがないのであれば、見た目のバランスを重視して背の高さやサイズ感が似た本をまとめて並べた方が、すっきりとして見栄えの良い本棚になります。

 

とはいえ、背の高さを完璧に合わせるのはなかなか難しいもの。
ひとつの列に高さやサイズがばらばらの本を収納したいときには、棚の両端に背の高い本を置き、そこから真ん中に向かって背の低い本を順に並べていく、という方法です。

 

背の高さの違いからできる棚のスペースが、逆さまのアーチのような形になり、乱雑な印象を感じさせません。

 

小さな本の間から大判の本の背がぴょこぴょこと飛び出ている形よりも、ずっとすっきりして綺麗に見えるはずです。

 

大きな書籍なら平積みもおすすめ

本棚といえば本を立てて収納するものというイメージが強いですが、場合によっては一部の本を平積みにして収納するのもおすすめです。

 

棚の高さによっては、立てて収納できない大判の書籍などもありますよね。
そういった大きな本はあえて平積みにして置くと、本棚全体の単調さもなくなりますし、ブックエンドとしても使えます。

 

分厚い辞典や図鑑など、一番下の段に平積みにしてみるとおしゃれなインテリアとして、ブックエンドとしてもしっかり活躍してくれますよ!

 

■余ったスペースは収納棚や飾り棚として有効活用

読書家の方や、仕事や趣味で本が必要という方なら本棚全体がぎっしり埋まってしまうこともあるでしょう。
ですが、実際には、もっとスペースに余裕があるという人もたくさんいるはず。
むしろ空いたスペースを持て余してしまい、なかなかうまく活用できずにいるという人が多いのではないでしょうか。

 

本棚の空いたスペースは、他の物を収納する棚として、おしゃれな部屋の演出としても役立つ飾り棚として、さまざまな活用方法があります。

 

本棚の空きスペースは無駄にせず、より素敵なインテリアコーディネートに役立ててしまいましょう!

 

ストレージボックスやバスケットを使ってすっきり収納

本以外の物を本棚に収納するときに気を付けたいのが、本棚はとてもオープンな収納家具であるということです。

 

基本的に収納する物が本なのでシンプルかつオープンな棚でもあまり気にならないのですが、それ以外の物をそのまま収納しようとすると、空いたスペースにただ置くだけになってしまうので、途端に雑然とした印象になりがちです。

 

小物類などはうっかり落としてなくしてしまうこともあり得ますし、見た目だけではなく機能性にも問題があると考えていいでしょう。

 

こういったウイークポイントを解消してくれるのが、ストレージボックスやバスケットを活用した収納方法。

 

ストレージボックスやバスケットの中にまとめてしまっておけば細々とした雑貨類もすっきりと収納しておけますし、雑然とした雰囲気になることもありません。

 

ちょっとしたことで物が棚から落ちるというリスクもなくなるので、モノをなくしたり壊したりといったトラブルも起こりにくくなります。

 

ストレージボックスやバスケットは外観を統一するのも大事なポイント! 色合いや形を揃えて、使いやすくスタイリッシュな収納を目指しましょう。

 

インテリア雑貨を置いたり、小さな観葉植物を置いたり……飾り棚として活用してみよう!

インテリアコーディネートは、実用性のある家具を配置しただけでは完成しません。
ちょっとした遊びのスペースにインテリア雑貨などを配置することで、その部屋独自のカラーを演出できるのです。

 

飾り棚を上手に活用することで部屋に温かさや華やかさが生まれ、住む人のセンスが感じられる部屋になります。
もちろん、シンプルなレイアウトのミニマムなお部屋も素敵ですが、本棚の空いたスペースを利用する程度の遊びなら、部屋全体の雰囲気を邪魔することもないのでぜひ取り入れてみてください。

 

テーブルランプや写真立て、オブジェ、ディフューザーや観葉植物など飾り棚に置くとおしゃれな雑貨はいろいろありますが、部屋の雰囲気とちぐはぐにならないよう、統一感を意識してセンスよくディスプレイするポイント。

 

また、複数の雑貨を並べるときは中央を背の高いもの、両サイドを少し背の低いものでまとめて「山型」にするとおしゃれに見えます。

 

本棚は、収納しているものがオープンになりがちな家具のひとつ。
使い方次第でその印象はさまざまに変化します。

 

ぜひ自分の部屋にぴったりな本棚の活用方法を探してみてくださいね!

インテリア家具を探す

  • ADVICE インテリアコーディネートワンポイントアドバイス
  • DOWN FUTON 羽毛布団
  • RUG ラグマット
  • ASIAN FURNITURE アジアン家具
  • かしこいベッドの選び方
  • かしこいソファの選び方
  • かしこいテレビ台の選び方
  • 購入前に知っておきたい布団のアレコレ
  • ご不要になった家具の処分について
  • 組み立て・設置と不要家具の引き取りについて
  • インテリア用語集
トップ