ベッドメイキング

「デコラティブピロー」と呼ばれるたくさんの枕とクッション

海外が舞台のドラマや映画に出てくるベッドには、枕やクッションがたくさん置かれていることがほとんどですよね。

 

海外旅行へ行った経験がある方は、実際にホテルなどで枕やクッションがたくさん置かれたベッドを見たことがあるかと思います。

Aki
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「なぜあんなに枕がたくさん置かれているんだろう」と思いつつ、そのおしゃれなベッドに憧れた方も多いのではないでしょうか。
普通に眠ることを考えればとても使いきれないだろう数の枕やクッションが置かれているのは不思議にも感じますが、日本でもソファにはクッションがいくつか置かれていたりもしますよね。
Nijiro
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Aki
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それと同じで、欧米諸国ではベッドの上にも装飾が必要、という感覚からクッションや枕を駆使してベッドの上を飾る習慣があるのです。

 

人数分の枕や毛布、ベッドカバーなどで足りるような気もしますが、海外の人の感覚からすると少し物足りなさがあるのでしょう。

 

装飾のためのアイテムという点から、ベッドに置かれたたくさんの枕やクッションはデコラティブピローと呼ばれます。

Aki
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クッション類であっても、ベッドの上では「ピロー」とまとめられるのだそう。
もちろん、実際にクッションや枕として、ベッドの上で読書を楽しんだり、パソコンやタブレットを操作したりと、いろいろな作業をするシーンで背もたれや肘掛けに使います。
Nijiro
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デコラティブピローは、ぱっと見ただけではベッドの上にある種適当に配置されているように感じます。

 

ですが実は、クッション類の置き方には基本的なマナーがあり、その中でいろいろな飾り方が楽しまれているのです。

Aki
Aki
そこで今回は、デコラティブピローを置く際のマナーや基本の飾り方などをご紹介いたします。
海外風のベッドメイキングに憧れているけれどなかなか上手くいかない、という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
Nijiro
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「スタッキング」と「スタンディング」をマスターすれば基本のデコレーションは簡単!

デコラティブピローの置き方のおおまかな種類として、「スタッキング」と「スタンディング」の2つがあります。

Aki
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スタッキングは、寝かせたままの枕やクッションを重ねていくという置き方。
それに対して、スタンディングは後ろから前に立てかけて置いていく、という置き方です。
Nijiro
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スタッキングとスタンディングを組み合わせたデコレーション

Aki
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一番基本的な飾り方としては、まず眠るときに使う枕をふたつほどスタッキングし、その手前にクッションを立てかけて置く、つまりスタンディングのスタイルで飾るというものがあります。

 

スタッキング+スタンディング
Natalie Fuglestveit Interior Design – 寝室の写真はこちら – Houzz

 

海外のホテルなどはこのタイプの装飾が多いかもしれません。

 

ごくシンプルではありますが、整理整頓されてすっきりとした印象のベッドになります。

Aki
Aki
自宅で海外風のベッドメイキングにトライする際にも、これくらいの枕とクッションの数、そして簡単な置き方なら気軽に挑戦できますね。
ベッドの上でごろごろしながら本を読んだり、パソコンを使ったりするときにも、クッションや高く積まれた枕が役立ちますし、眠るときには手前に置いてあるクッションをよければそれで大丈夫。
Nijiro
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初心者にもおすすめのデコレーションです。

 

ベッドで頻繁に読書を楽しむという方は、枕とクッションを置く位置を逆にするのもおすすめ。

 

スタンディング+スタッキング
Aki
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ベッドヘッドの方にデコラティブピローをスタンディングのスタイルで置き、手前側に枕を重ねるという形ですね。

 

大きめでしっかりしているデコラティブピローは、読書の際の背もたれとして使いやすいので、最初から背もたれになるよう壁側に寄せ、枕は脇に避けたり、お腹に抱えて本を置く場所として活用したりすると実用性もあり、見た目も海外風でおしゃれなベッドになります。

 

スタンディングだけを使ったデコレーション

Aki
Aki
デコラティブピローの置き方の基本である「スタッキング」と「スタンディング」ですが、どちらもかならずデコレーションに取り入れなければいけないという決まりはありません。

 

時には、どちらか1つの置き方だけを使ってベッドメイキングをすることもあります。

例えば、ヘッドボード側からいくつものクッションや枕をスタンディングの形で立てかけていくというスタイルも一般的です。
Nijiro
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ボリューム感が出るので、インパクトのあるベッドルームにしたいという方におすすめ。

 

このスタンディングスタイルで一番トラディショナルな並べ方は、枕とクッションを4つ並べた形と言われてていますが、数にこだわる必要はありません。

 

4層スタンディング
A Waters – 寝室の写真はこちら – Houzz
Aki
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一番奥には60cm角ほどもある大きなクッションを、手前にくるにつれてだんだんと小さくなるよう調整していき、一番手前には小さく色や柄が派手なものを置くとバランスがよくなります。
一番手前のクッションをアクセントにして、その後ろの枕やクッションはシンプルなデザインでまとめるのがセンスよく仕上げるコツです。
Nijiro
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このスタンディングスタイルでは、立てかけるデコラティブピローの数に制限はないので、よりボリューム感が欲しい人は多めに、控え目にしたい人は少なめにと自由に調節してみてください。

Aki
Aki
ボリューム感とクッションの数を抑えたスタイルはどちらかといえばカジュアルでモダンな雰囲気。
逆にクッションの数を多くしてボリュームたっぷりに仕上げると、伝統的でゴージャスな印象のベッドになることは覚えておきたいですね。

 

 

カジュアルな部屋ではラフな置き方の方がしっくりくることも

ベッドの上に無造作にクッションを散りばめただけでは、雑然とした印象になってしまいがち。

Aki
Aki
ですが、部屋の雰囲気によっては、しっかりとクッションを並べるよりもそういったラフでカジュアルな印象の方が似合うこともあります。
ラフに見えてもちゃんとまとまっていて、その気取らなさ、飾らなさが「おしゃれ」に見えるようなベッドメイキングのためには、先ほどご紹介したような基本を押さえるのが大切。
Nijiro
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奥に置くクッションは大きめに、手前にくるほどサイズを小さくして、一番手前のものは色柄はしっかりしていてインパクトのあるものを。

 

無造作に置いているクッション
A+B KASHA Designs – 寝室の写真はこちら – Houzz

 

この基本をクリアできていれば、適当に置いたかのような無造作なベッドメイキングもちゃんとおしゃれに、センスよく決まります。

 

 

デコラティブピローをたくさん置くなら覚えておきたい、おしゃれに仕上がる組み合わせのヒント

Aki
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先ほどは大きさ順の並べ方などを中心にご紹介しましたが、もう一歩踏み込んで、おしゃれな印象を与えるクッションの組み合わせについてもみていきましょう。

 

大きさごとに色や柄を揃える

デコラティブピローを取り入れたベッドのスタイリングでは、何層にもクッションを並べることがありますよね。

 

そのときに取り入れたいテクニックが、クッションの大きさごとに色合いや柄をちゃんと揃えるということ。

 

大きさごとに色柄を揃えたクッション
Rachel Reider Interiors – 寝室の写真はこちら – Houzz
Aki
Aki
全てが似たような柄・似たような色合いではつまらないですが、だからといっていろいろな色や柄を適当に取り入れればいいわけではありません。
きちんとした印象を与えたいなら、クッションの大きさと形、置いている層ごとに色や柄を揃えてみてください。
Nijiro
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いろいろな質感のクッションをミックスする

眠るときの枕については実用性が大事になりますので、質感で遊ぶということがしにくいですが、デコラティブピローならいろいろな質感や風合いのものを揃えることができます。

Aki
Aki
秋から冬にかけての寒い時期などは、フェイクファーのクッションを1つ取り入れると素敵なアクセントになります。
ごく簡単な基本に沿って、枕やクッションを多めにベッドの上に配置するだけで、海外風のおしゃれなベッドメイキングができます。
Nijiro
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寝室のインテリアをもう少しブラッシュアップしたいという方は、ぜひデコラティブピローを取り入れてみてくださいね!

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