リビング・ダイニングの印象を決めるテレビ台を選ぶポイント
■テレビという主役を引き立てる家具・テレビ台
テレビ離れが進んでいると言われて久しいですが、それでもリビングの中心はテレビという家庭は多いのではないでしょうか。
テレビ番組を観るだけではなく、DVDを楽しんだり、ネット配信されている映画やドラマをテレビで観たり、その使い方はどんどんバリエーション豊かになっています。
近頃は、家族みんなでゲームを楽しんでいる、というご家庭も増えていますよね。
そんなテレビは多くの場合テレビ台とセットでリビングに置かれることになります。引越し直後で家具が揃っていないケースなどを除けば、テレビを床に直置きする、なんてことはほとんどないですよね。
テレビがあるならその相棒となる家具がテレビ台なのです。
そんなテレビ台には、大まかに分けていくつかの種類があります。
高い棚がついていて収納力のあるハイタイプは、テレビの周りの物をすっきりと片付けておきたい方におすすめです。
高さがある分存在感もあり、色味やデザインによっては圧迫感が強くなりすぎることも多いので、リビング全体のインテリアと色合いを合わせたものにするのがハイタイプのテレビ台選びのコツです。
ハイタイプとは逆に、低めに作られていて部屋に圧迫感を与えることのないテレビ台はフロアタイプ、もしくはロータイプと呼ばれます。
収納力はハイタイプと比べれば劣ってしまいますが、それでも引き出しが付いていることが多いので、ゲーム等の周辺機器を収納するスペースはちゃんと確保できるのが嬉しいポイント。
テレビの位置自体も低くなることが多いので、ソファではなく床に座ったり、寝転んでテレビを観たりすることがある人にもおすすめです。
台の幅を自由に変えることができ、どんなお部屋にも合わせやすいのが伸縮タイプのテレビ台です。
引越しを見据えて家具を揃えたいときや、模様替えを楽しむことを想定しているときにおすすめです。
また、テレビもいずれ今より大きなもの、逆にコンパクトなものなどに買い替える予定があるときにも、この伸縮タイプが便利です。
動かせる部分については、テレビ台としてではなくちょっとしたディスプレイや作業用のスペースとしても活用できるのもメリットのひとつです。
コーナータイプのように、お部屋の角に合わせて置くタイプのテレビ台は、スペースに余裕がないひとり暮らしのお部屋や子ども部屋などにおすすめです。
形が独特なので部屋の角以外に置けないのがネックですが、省スペースという点では一番です。
それぞれのメリットや特徴を把握して、自分のお部屋に一番合うテレビ台を選んでみましょう!
■テレビの観やすさに配慮したテレビ台選び
テレビ台を選ぶ上で、何よりも一番重視したいのはもちろん「テレビの観やすさ」ですよね。テレビの観やすさは、目線の高さとテレビからの距離で決まります。
一番理想的なテレビの高さは、目線が30cmから50cmほど下になるくらいといわれています。若干見下ろす程度の高さが疲れにくいのだそう。
リビングでテレビを観るとき、ソファに座って観るのか、床に座って観るのかはそれぞれのリビングのインテリアコーディネートによって変わってきます。
加えて、ダイニングテーブルからリビングにあるテレビを眺める、ということもありますよね。どんなシチュエーションでテレビを観ることが多いかを考えてテレビ台の高さを決めましょう。
例えば、床に座ってくつろぐことが多いならテレビ台の高さも低めの方が観やすいですし、ソファに座って高い位置から観るなら少し高めでも問題ありません。ダイニングチェアに座って観ることを考えれば、少し高めの方が便利です。
具体的には、床に座って観る場合は高さ40cm以下、ソファに座って観る場合には高さ40cmから60cm以下、ダイニングテーブルについてテレビを観る場合には高さ60cm以上がちょうどいい高さの目安とされています。
テレビを観る環境によっては多少の妥協も必要ではありますが、選ぶ際の基準にしてみてくださいね。
■テレビ台を選ぶ上でも大事にしたい「収納力」
テレビそのものはとてもコンパクトな家電ではありますが、実は周辺機器や近くに置いておきたいアイテムも多いですよね。
テレビをどんな用途で使っているかにもよりますが、例えばDVDプレイヤーや録画機器、スピーカー、ゲーム機、ゲームのソフトやDVDなどなど、テレビの近くに置く必要がある、もしくは近くに置いておくと便利なアイテムはたくさんあります。
収納力のないテレビ台を購入してしまうと、こうした周辺機器などをしまう場所に困ってしまうことも。わざわざ別にキャビネットなどを用意するよりは、元々収納力の高いテレビ台を選ぶ方がずっとお得ですし、インテリアとしてもすっきりして見えます。
DVDやCD、ゲームなど、色々なアイテムを収納するだけではなく、ちょっとした観葉植物やオブジェなどを配置できるのも収納力の高いテレビ台のいいところ。
さりげなく背伸びしていないインテリアは、洗練されたリビングを演出するのにも役立ちます。
■リビング全体の雰囲気にしっくり馴染むテレビ台を
全体的に大きくリビングの中でも存在感を放つテレビ台は、機能性だけではなくデザイン性にも配慮して選びたい家具です。
色合いやデザインが他の家具や壁紙などから浮いてしまうと、それだけでかなり悪目立ちし、リビング・ダイニング全体の印象をちぐはぐなものにしてしまうのです。
テレビ台そのものだけを見て選ぶのではなく、他のインテリアとの調和も意識すると、実際にお部屋に置いても違和感なく馴染むテレビ台を見つけることができるはずですよ!
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