ダイニングテーブルセット

■ダイニングテーブルセットでリビングダイニング全体の雰囲気が決まる!

ゆっくりくつろいだり、仕事や勉強に打ち込んだり、眠ったり、食事をしたり……ひとつの家の中は、それぞれの用途によっていくつかの部屋に分かれていますよね。

 

ただ、近頃は日本でも欧米風の間取りが一般的になってきました。リビングとダイニングの間にはっきりとした仕切りがなく、連続した空間として扱われている住まいが増えてきているのです。

 

ダイニングテーブルセットは、キッチンからダイニング、リビングが連続しているこのスペースの雰囲気を決定づける、とても重要なインテリアです。家族の人数分、そしてお客様が余裕を持って利用できるだけの席があればそれでいい、と簡単に決めてしまうのはもったいないこと。
もちろん機能性を重視した上で、より部屋が広く見える素材やカラーなども意識しておしゃれなダイニングスペースを目指していきましょう!

 

 

■ダイニングテーブルを選ぶポイントは使いやすい大きさと部屋のバランス

ダイニングテーブルセットを購入する際、多くの方は何人向けのテーブルか、という点を重視しているのではないでしょうか。自分たち家族が普段利用する分の人数に対応していればそれで大丈夫、と考えている方はとても多いかと思います。

 

もちろんそれでも充分ダイニングテーブルとして使えるものであることは間違いないですが、ただ「使える」というだけでなく「使いやすい」ダイニングテーブルを選ぶためにはもう少し細かい部分を見ていく必要があります。

 

使いやすいダイニングテーブルを選ぶポイントはテーブルの大きさと部屋のバランスにあります。より具体的に言うと、快適に食事できるスペースを確保できているかどうか、そしてダイニングテーブルの周囲を歩く際に部屋に対して充分なスペースが確保できているかどうか、ということです。

 

周囲にスペース

 

まず、窮屈さを感じず快適に食事できる最低限のスペースが、幅は最低でもおよそ60cm、奥行きはおよそ40cmといわれています。基本的には、ダイニングテーブルはこの数字をひとつの目安とし、使う人数や部屋にどう配置するかと合わせて大きさを選ぶと良いでしょう。

 

テーブル自体の大きさに加えて、ダイニングテーブルセットとしてトータルで考えれば椅子に座る際に必要なスペース、誰かが着席していてもその後ろを快適に通過できる程度のスペースなど、部屋に対し不自由に感じない程度の余裕を持てるよう配慮する必要があります。
例えば、人がテーブルのそばを移動する際快適に通るためには、テーブルからおよそ100cmほどの距離があると良いとされています。もちろんここまで悠々としたスペースを取れる間取りばかりではないですから時には妥協しなければいけませんが、周囲を人が歩き回ることを前提としてダイニングテーブルのサイズを決めるようにしましょう。

 

 

■余裕のない間取りでも配置に気を配れば充分使いやすいダイニングスペースに

ダイニングテーブルセットといえば、ダイニングスペースの真ん中に置くもの、というイメージが強いかもしれません。充分なスペースが確保できるお部屋ならいいのですが、少し余裕がない場合には配置に工夫をするだけでとても使いやすく、すっきりして雰囲気も良いダイニングスペースを作ることができます。

 

例えば片側の椅子をベンチやソファにして壁に寄せたり、椅子を置かない側のテーブル面を壁に寄せて配置したり……こういった配置の一工夫によって、スペースに余裕のない間取りでも違和感なくダイニングテーブルを置くことができます。
ワンルームなど、一見狭くてダイニングスペースを作ることが難しそうなお部屋であっても、こうして壁に寄せる配置なら案外余裕を持ってダイニングテーブルを置けますよ!

 

壁付けレイアウト

 

 

■開放感ならガラスとホワイト、シックで落ち着いた印象なら木目調やダークカラー。素材や色で印象はガラリと変わる!

実際のサイズ感だけではなく、テーブルや椅子の素材とカラーリングも、ダイニングテーブルセットの印象を決めるとても重要なポイントです。
先程もお話した通り、キッチン・ダイニング・リビングという連続する3つの空間の中でも、ダイニングテーブルセットは全体の雰囲気を印象付けるインテリアのひとつ。どんなインテリアを目指すかによって、素材やカラーを選んでいきましょう。

 

透明感や開放感を重視するなら、ガラスが使われているテーブルや椅子がおすすめです。ホワイトなど明るい色と合わせればさらに開放感がアップ!透明感が高ければそれだけ部屋も広く感じられます。生活感がなくおしゃれに感じる素材感なのも良いですね。

 

ガラスデザインダイニングテーブルセット

 

一方、より落ち着きがあり生活空間としての温かみを感じさせてくれるのが木製のテーブルや椅子です。木製といってもカラーリングや素材感については様々なバリエーションがありますから、その中で自分の理想とするインテリアに近いものを選べるのが良いですね。
例えば白っぽく明るい木目調が良いのか、それともダークカラーで落ち着いた木が良いのか、丁寧に加工された滑らかな天板が良いのか、より自然の木材に近いままの天板が良いのか……部屋全体のインテリアに合うものを探してみましょう。

 

 

テーブルのサイズ感と部屋とのバランス、限られたスペースをより有効に使いつつ使い勝手も部屋の印象もアップさせるための配置、インテリアコーディネートに合う素材・カラーリング選びと、様々なポイントからダイニングテーブルセットの選び方をご紹介しました。

 

食事や団らんを楽しむせっかくのダイニングスペースですから、本当に使いやすく見た目もおしゃれで、インテリアコーディネートのポイントとなるような素敵なダイニングテーブルセットを用意したいものですね。

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