収納ベッドは「収納力」だけで選んでは駄目。「高さ」にも注目!
「寝床」としての機能と、「収納」としての機能を併せ持つ収納ベッド。
シンプルに暮らしたい1人暮らしの方から、荷物が増えがちなファミリー層まで、あらゆる人々に人気です。
しかし、収納ベッドは意外と奥が深いシロモノ。よく考えずに購入すると、後悔につながる可能性も高いです。
そこで今回は、寝室全体をコーディネートする上で、収納ベッドをフルに活用するために知っておきたいポイントを解説したいと思います。
収納ベッドは、「高さ」に注目して選ぼう
現在、収納に困っている人ほど、収納ベッドの「収納力」に強い魅力を抱きがち。
「できるだけ楽に、そして多くの物を収納できるように。」という目線で、ベッド選びを行うことでしょう。
この視点を無視したままでベッド選びをしてしまうと、「こんなはずじゃなかった!」なんて失敗にもつながってしまいます。
収納ベッドの高さは40~60センチ
収納なしのベッドで「普通の高さ」と認識されているのは、40センチ前後。
マットレスの厚みを考えると、収納スペースとして活用できるのは約15~20センチ程度で、このサイズなら、ベッドリネン類や衣類、そのほか小物類を収納するのに向いているでしょう。
跳ね上げ式で全面を活用する場合も、引き出し式で一部分を活用する場合も、そこそこ便利な高さと言えるでしょう。
このサイズになると、収納力は格段にアップし、引き出し式の場合は、2段の引き出しが装備されるようになります。
収納力は高い方がいい? 高いベッドのデメリット3つ
収納スペースの確保を目的として収納ベッドを購入する場合、
・できるだけ収納力が高いものがいい。
・ベッドは眠るためのものだから、多少高さがあっても気にならないだろう。
と考える方も多いと思います。
購入してから「こんなはずじゃなかった……」なんてことにならないように、高さがある収納ベッドのデメリットをご紹介したいと思います。
圧迫感が生じる
確かに、余計な家具がなければ、活用スペースは広くなるでしょう。
これは、高さのあるベッドが、部屋全体に圧迫感を与えてしまうからなのです。
ただでさえサイズが大きいベッドが、より高くなることで存在感を増し、見る人の印象を変えてしまいます。
特に収納ベッドの場合は、ベッド下が収納スペースとして使われているため、目線が抜けることがありません。
収納力だけにこだわってベッドを高くすると、部屋全体の印象がなんとなく窮屈なものになってしまう可能性があるのです。
落ちそうになって怖い
その差はたった20センチですが、実際に横になってみると、「ベッドが高すぎて怖い」と感じる方もけっこういらっしゃるようです。
特にベッドの横幅が狭い場合には、このような恐怖感を抱いてしまいがち。
小さな子どもの場合、上り下りが大変
子どもはやがて成長するものですが、「今、ストレスなく使えるもの」を選ぶという視点も、重要なポイントと言えます。
収納ベッドの選び方、重要なのは「何を重視したいのか」
それでは以下に、収納ベッドの高さと、それぞれをおすすめするケースについてご紹介します。
40センチタイプがオススメなのは?
収納力が限られるものの、普通のベッドと同じ感覚で使える点が魅力の40センチタイプ。
バランスの良い収納ベッドを求める方にオススメです。
・基本的な収納は間に合っている。
・ほんの少し収納スペースを足したい。
・幼い子どもと一緒に生活している。
40センチタイプであれば、幼い子どもでも無理なく使えます。
50センチタイプがオススメなのは?
一般的なベッドと比較すると高さはあるものの、その分収納力のある50センチタイプ。
普段から高めのベッドに慣れている方におすすめです。
・せっかく収納ベッドを購入するのだから、収納スペースをしっかり確保したい。
・引き出し式、跳ね上げ式など、使い勝手にこだわって選びたい。
50センチ前後の高さは、収納ベッドの中でもスタンダードな高さと言えます。
60センチタイプがオススメなのは?
収納ベッドの中でも、特に収納力にこだわっているのがこちらのタイプです。
ベッドの高さがある分、抜群の収納力を誇ります。
とにかく収納力を重視したい!という方におすすめです。
・部屋に収納がなく、ベッド下を日常的に活用したい。
・ベッドに上がったり下りたりすることが苦痛ではない。
高さがある60センチタイプを選ぶときには、薄めのカラーを選ぶことで圧迫感を和らげることができます。
■まとめ
高さを考慮しないままでベッドを選んでしまうと、失敗してしまう可能性もあるので注意しましょう。
小さな子どもと一緒に生活している場合、上り下りが無理なくできるかどうかについても、ぜひ考慮してみてくださいね。
Njiro Hayabusa
当ブログ管理人。家具選びの際に役立つ情報や人気商品、おすすめのアイテムなど、インテリア家具にまつわるいろいろなお話をできたら、と思っています。
ベッドの最新記事
-
CATEGORY : ベッドUPDATE : 2022/09/24
-
CATEGORY : ベッドUPDATE : 2022/04/06
-
CATEGORY : ベッドUPDATE : 2022/01/13
-
CATEGORY : ベッドUPDATE : 2021/07/11