ウォールナット材を使った家具で理想の部屋作り……ウォールナットの魅力と特徴
高級感があり、落ち着いた部屋を作りたい!と思ったときには、家具の質感にこだわるのがオススメです。
軽さではなく重厚感をバランスよく取り入れることで、オシャレで洗練された雰囲気と共に、深くリラックスできるような特別な空間を生み出すことができるでしょう。
そこで今回は、「高級感を生み出す家具」として、ウォールナットの魅力について解説したいと思います。
古い時代から多くの人々に愛されてきたウォールナット材の特徴と、家具として自宅に迎える際のポイントなどをお伝えします。
■ウォールナットとは?
ウォールナットは、アメリカ東部およびカナダのオンタリオ州周辺地域で主に生産されている木材です。クルミ科に属していて、紫色を帯びた深い暗褐色が多くの人をとりこにしています。
チーク、マホガニーと共に世界三大銘木の一つに数えられていて、家づくりをする際の床材や、家具・楽器の材料として親しまれています。
地球上にはさまざまな木材があり、それぞれで異なる特徴を持っています。その中でもウォールナット材が持つ深みのある色合いは、非常に高い人気を誇っているもの。
また、ウォールナット材らしい深い色味を楽しめる部分は、ごく限られているのが現実です。
このためウォールナット材は木材の中でも高級品として知られ、高級フローリング材や高級家具によく使われています。
■ウォールナットで作る家具のメリット
では、ウォールナット材を使って作る家具には、どのようなメリットを期待できるのでしょうか。
ウォールナットの家具選びで悩んでいる方に向けて、具体的なメリットを4つ紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
耐久性に優れている
ウォールナットの家具を選ぶメリットとして、まず挙げられやすいのが耐久性についてです。
もともとウォールナットは、密度が高く、硬くて丈夫であるという特徴を持った木材です。
柔らかい木材とは違って、ちょっとした衝撃で、すぐに家具が傷だらけになってしまうようなことはありません。
例えば、家具の上に何かを落としたり、爪でひっかいてしまったり……。お子さまやペットと一緒の生活においては、「避けたくても避けられないトラブル」というものも存在しています。
こうした時、耐久性に優れているウォールナットの家具であれば、いつまでも美しい状態をキープしやすいという特徴があります。
見た目が美しい
ウォールナットを語る上で、欠かせないのがその見た目の美しさについてです。
もともとウォールナットは、空に向かって真っすぐに伸びていく性質を持っています。このため、材木として加工した際にも、非常に美しく整った木目を楽しめるのです。
ウォールナット特有の暗褐色と美しい木目は、控えめに個性を主張しながら、しっかりとした重厚感を楽しませてくれます。
また、木材に適度な油分を含んでいるため、自然なツヤを楽しめるのも魅力の一つとなっています。
ごくシンプルなデザインの家具であっても、ウォールナット材だからこそ輝く!なんてケースも、決して少なくありません。
経年変化を楽しめる
ウォールナット材は、その他の木材と同様に、経年変化を楽しむことができます。
購入直後は深い色味であったウォールナット製の家具も、時間の経過と共に、徐々にその色味が明るくなっていきます。
特に日光が差し込む場所では、紫外線の影響で木材内の成分が変化することで、色味が大きく変わっていきます。
また、家具としての手触りも、時間の経過と共に変わっていくという特徴があります。最初はどこかラフさを感じさせる手触りであった家具も、家族が触れ、共に生活していくうちに、徐々にその質感を変化させていきます。手触りが良くなり、しっくりとなじむようになるでしょう。
狂いが生じにくい
ウォールナット材は、加工した際に狂いが生じにくい木材としても知られています。
古い時代から、精密な楽器にも多く使用されてきたのは、こうした特徴があったからなのでしょう。
そして、この特徴は家具作りにおいても非常に重要なメリットとなります。
ウォールナット材を一度しっかりと乾燥させれば、その後の温度や湿度の影響を受けて、狂いが生じてしまう可能性はまずないと言われています。
一つの家具を長く快適に使い続けるためには、家具製造後の狂いを、できるだけ少なくすることが大切です。
ウォールナット材を使えば、このような心配はほとんどなくなると言って良いでしょう。
また、ウォールナット材は、硬くて強い木材であるにも関わらず、加工がしやすいことでも知られています。
鋸断性、鉋削性に優れているため、家具として加工する際にも、美しい見た目に整えやすいという特徴があります。
蒸し曲げや接着にも向いていて、さまざまな形に仕上げることが可能となっています。
■ウォールナットにもデメリットはある!
ウォールナット材で作る家具を迎え入れたい!と思ったときには、メリットだけではなくデメリットにも目を向けて選択することが大切です。
世界的にも人気が高く、優れているポイントも多いウォールナット材ですが、残念ながら「完璧な木材」というわけではありません。
デメリットにもしっかりと目を向けた上で、ベストな家具を選択しましょう。
ウォールナットのデメリットは、以下のとおりです。
価格が高い
ウォールナットは他の木材と比較して、その成長がゆっくりであるという特徴を持っています。
つまり大量生産が難しいということ。
それにも関わらず、世界的にも人気が高いため、必然的に価格は上昇しがちです。
天然の木材を使った家具の中でも、ウォールナット材を選択すると、価格が上昇するケースも珍しくありません。
こうした価格の高さが、ウォールナット材の高級感演出に一役買っているわけですが、購入時にはお財布とよく相談する必要があります。
メンテナンスが大変
メリットでもお伝えしたとおり、ウォールナットの色味は経年変化により、徐々に明るくなっていきます。
「その明るい色味が好き!」という場合は良いのですが、「最初の暗褐色が好き」と思う場合には、その色味を守っていくために、定期的にメンテナンスを施す必要があるでしょう。
また、日常的なお掃除についても、色味が濃いウォールナットだからこそ、デメリットが生じる可能性があります。
色味が明るい木材とは違って、ウォールナットの暗褐色は、その上に積もるホコリやゴミを目立たせるもの。こまめに掃除をしておかないと、「なんとなく不潔な印象になってしまう……」なんてことにもなりかねません。
ウォールナットの特徴をしっかりと捉えた上で、上手に付き合っていけると良いですね。
■ウォールナットの家具を迎えるなら……オススメプラン3つ
ウォールナットの家具のとりこになったら、ぜひ自宅に、ウォールナット製の家具をお迎えしてみましょう。
高級感と重厚感を抱かせてくれる家具は、きっと家族のお気に入りになるはずです。
自宅にウォールナット家具を導入する際の、オススメプランを3つ紹介します。
ダイニングテーブルで空間全体にインパクトを!
リビングとダイニングを一体化させて、家族のくつろぎ空間を作る方も増えてきています。家族の中心となるダイニングテーブルだからこそ、ウォールナット製を選択してみてはいかがでしょうか。
▼ウォールナット無垢材ダイニングテーブルセット【JSP】5点セット
ウォールナットの風合い豊かな天板は、ナチュラルでありながら圧倒的な存在感を放ってくれます。
あえて無機質な足と組み合わせることで、近年流行中の男前インテリアとの相性も抜群。
重厚感を抱かせてくれる、家族の集合スポットを作り出してくれるでしょう。
ウォールナットで落ち着いた寝室を作ろう!
ウォールナットの高級感をあえて寝室へと持ってくることで、暗褐色の色味が映える、落ち着いた印象のベッドルームが出来上がるでしょう。
▼ウォールナットデザインラージサイズ収納ベッド【FNR】
こちらはウォールナット材の突板を使って仕上げられたベッドで、木目プリント家具とは一味違う、重厚感を楽しめます。木のぬくもりも、十分に感じられることでしょう。
ウォールナットの落ち着いた色味が、まるでホテルのような空間を作り出してくれます。
テレビボードでリビング空間のフォーカルポイントを
圧倒的な個性と高級感を放つウォールナットは、室内のフォーカルポイントとしても機能してくれます。
家族や来客が自然に目を向けてしまうテレビボードをウォールナットにすることで、リビング全体の高級感を高められることでしょう。
▼国産・和モダンTVボード【DIN】
非常にシンプルなデザインだからこそ、木目の美しさが際立つボードです。ほんの少し雑貨を飾るだけでも、インパクトのある仕上がりになりますよ。
■まとめ
ウォールナットを使った家具は、世界中で古くから愛されてきたもの。
空間全体に高級感を漂わせてくれるような、特別な力を秘めています。
自宅に迎え入れれば、きっとお気に入りの空間づくりの助けになってくれるはず。
ぜひ検討してみてくださいね。
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