レトロソファ

レトロソファという言葉は、多くの人が聞いたことのある言葉かもしれません。

 

ただ、具体的にどのようなアイテムを指しているのかというと、はっきりと答えられる人は少なくなるのではないでしょうか。

 

レトロソファという言葉はあいまいで、広い意味を持っているからです。

 

そこで今回の記事では、レトロソファの定義やその種類、実際のインテリア活用方法についてご紹介いたします。

 

レトロソファとは?

レトロソファとは、その名の通り年代を感じさせる作りのソファを指す言葉です。

 

ただ、純粋な骨董品を表す言葉であるヴィンテージやアンティークとは違い、レトロソファの方はより一層定義が広くなることが一般的です。

 

つまり、レトロソファは生産された年代は関係なく、懐古的な見た目のもの全てが含まれると言えるでしょう。

 

特に現代では、意図的に古風なデザインにしたソファの需要があり、ヴィンテージ品などに比べるとリーズナブルな価格で購入できることから人気となっています。

 

代表的なフレームデザイン

レトロソファを見るときに注目すべき点はいくつかありますが、その中でもフレーム部分のデザインは印象を左右する重要なポイントの一つです。

 

ここでは、レトロソファによく使われている3つのフレームデザインを見てみましょう。

一体型フレーム

アンティーク感が強く、重厚感も存分に感じられるのが一体型のフレームデザインです。

 

その名の通りフレームと本体が一体化しているので、ソファの持つ質感が強調される効果があります。

 

一体型レトロソファ

 

このタイプのレトロソファを部屋に置けば、主役級の存在感を発揮するでしょう。

木製フレーム

木製フレームとは、主に肘掛け部分が木でできたものを指します。

 

一体型フレームに比べると軽やかな印象があるため、初心者でもインテリアに取り入れやすいはずです。

 

木製フレームソファ

 

また、木製フレームには直線だけで構成されたものと、曲線を取り入れたものがあります。

金属フレーム

骨格部分を金属で作ったものが、金属フレームのレトロソファです。

 

このタイプの特徴は武骨な雰囲気を漂わせ、男っぽいイメージを強調するところにあるでしょう。

 

金属フレームソファ

 

具体的なフレームの素材としては、スチールやアイアンが有名です。

 

レトロソファの素材について

フレームだけではなく、素材の違いもレトロソファの印象を大きく左右します。

 

ここでは、レトロソファに使われている代表的な素材をいくつかご紹介します。

天然皮革

耐久性が高く、肌触りがよいのが天然皮革を使ったレトロソファの特徴です。

 

高価なものが多いですが、しっかりと手入れをすれば長く使えるので愛着も湧きやすいでしょう。

 

本革製ソファ

 

ただ、水分に弱いため、その点については、取り扱い時に気を付けないといけないというデメリットがあります。

合成皮革

合成皮革とは、人工的につくられた皮のことです。

 

近年は技術の発達により、本革と見分けがつかないようなものも増えてきました。

 

合成皮革ソファ

 

また、本革よりも安く、いろいろな色のレトロソファをつくれるのがメリットです。

 

デメリットは水分を通しにくいことといわれていますが、逆にいえば飲み物などをこぼしても染み込まないので手入れが楽でしょう。

ファブリック

布を指す言葉がファブリックです。

 

この素材を使ったレトロソファは天然皮革や合成皮革のものとは異なり、柔らかい雰囲気を出せるのが特徴です。

 

ファブリックソファ

 

また、明るい色のものは部屋の中でアクセントにもなるでしょう。

 

耐久性は皮の素材に劣ることが多いですが、高い通気性やぬくもりのある手触りが魅力です。

 

レトロソファを使ったインテリア実例集

レトロソファを上手に使えば、さまざまなインテリアを実現できます。

 

ここでは、実際にレトロソファを使ったいくつかの実例集を紹介します。

和風テイストのモダンインテリア

和風テイストのアイテムとレトロソファはミスマッチに感じられるかもしれませんが、意外と違和感なくできる組み合わせです。

 

ただ、一体型フレームのレトロソファだと存在感が出すぎてしまうので、木製フレームものを合わせるとよいでしょう。

 

和風テイストのモダンインテリア

 

周囲に和家具などを配置すれば、木のぬくもりが感じられる明るい部屋が完成します。

アメリカンテイストのヴィンテージインテリア

アメリカンテイストのヴィンテージインテリアとレトロソファは相性抜群です。

 

アメリカンテイストのヴィンテージインテリア

 

例えば、ニューヨークのアパートメントをイメージしたヴィンテージ風のインテリア。

 

壁をアイボリーのブロック塀風に仕上げ、対照的なブラックカラーの木肘レトロソファを組み合わせてみれば、インパクトのあるインテリアが完成します。

 

また、工業的なイメージを強調したい場合には、金属フレームのレトロソファを取り入れてもセンスよくまとまります。

 

金属フレームのレトロソファ

 

北欧テイストのシックなインテリア

大人っぽいインテリアが好きな人は、北欧テイストでシックな部屋にするとよいでしょう。

 

落ち着いた色合いで統一し、デザインはシンプルなものを選べばこのような部屋が完成します。

 

レトロソファは木製フレームのものが最も相性がよいはずです。

 

北欧テイストのシックなインテリア

 

また、素材はファブリックを使うと独特の柔らかい雰囲気が出て、北欧テイストのイメージにより一層近づきます。

 

レトロソファの特徴を理解して理想のインテリアをつくろう!

レトロソファと一言でいっても、デザインは製品ごとに微妙に違うものであり、活用の仕方もさまざまです。

 

そのように考えると特定のテイストだけではなく、アイデアとセンス次第で多様なインテリアに組み込めることが分かるでしょう。

 

また、部屋の大きさやライフスタイルによっても、最適なアイテムは変わってきます。

 

もし、レトロソファに興味があるなら、自分の嗜好するインテリアに合わせて上手に取り入れてみましょう。

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