収納ベッドの大敵!湿気とどう戦う?
便利でお部屋がキレイに片付く収納ベッド。今、ベッドの中で一番人気のインテリア・アイテムですが、実は弱点があります。
それは、収納部分は湿度が高くなりやすいのです。
収納部分は四方が囲まれた空間になりますので、どうしても通気性が悪くなり、湿気が溜まりやすくなってしまいます。
そこで今回は、収納ベッドの湿気対策について解説してみたいと思います。
便利なはずのベッド。でも、下が実は……
その量はなんとコップ一杯分ほど。その汗は布団やマットレスに吸収されていきます。
さらに、ベッドの収納部分は空間の中でも下部になりますので、「ホコリ」が侵入しやすくなります。
「湿気」と「ホコリ」といえば、カビやダニが大好きなもの。
ダニはホコリの中に含まれる細かい食べ物のカス、フケやアカなどをエサとしています。
また、ホコリは単なるゴミではなく、カビの胞子もたくさん含んでいます。
便利な除湿剤もありますが、掃除をマメにする方がずっと効果があります。
そうするとベッド下部の空気を換気をすることになるので、結果的に湿気を追い出すことができるのです。
毎朝の習慣が湿気対策に
でも、日々「換気」を心掛ければ、毎日のように引き出しにしまったモノを全部出し、隅々までホコリを掃除機で吸い取らなくても大丈夫です。
まずは、掛け布団の中にたまった熱と湿気を飛ばし、窓を開けて換気をしましょう。
起きたら掛け布団を大きくめくって、そのまま10分ほど広げておきましょう。
しばらく放っておくことで、体温や汗の湿気を飛ばすことができます。
ちなみに換気のコツは、窓を2つ以上開けること。
・1つの窓はフレッシュな空気の入り口に、2つ目の窓は室内に溜まっていた空気の逃げ道になります。
・2つ開けた方が、1つだけ開けた時よりも早く部屋全体の空気の交換ができます。
湿度が55%以下になると、ダニにとっては繁殖しにくい環境となります。
健康的で快適な生活のためにはまず掃除!
毎日は無理でも、定期的に引き出しをすべて引っ張り出して徹底的に掃除しましょう。
キャスター式の引き出しなら取り出しやすいので、掃除が苦手な人にはおすすめです。
この空間はマットレスを動かさない限り、空気がほとんど動きません。
つまり湿気がたまりやすいポイントで、結露で床が濡れてしまうこともあります。
収納ベッドは整理整頓には欠かせない便利なインテリアですが、油断は禁物。
季節モノなどをしまいこんで、閉めっぱなしにしておくと、ホコリが湿気を吸ってまさにカビとダニの宝庫に。
マットレスの湿気対策
また、マットレスの換気も大切です。
しかし、マットレスにも湿気は溜まりやすいので、定期的に湿気を飛ばさないと、環境によってはカビだらけになってしまうことも。
マットレスの裏表を返すことにより、荷重がかかりやすいスプリング部分が変わることになりますので、スプリング自体のメンテナンスにもなります。
Aki Kawashima
インテリア家具ショップで店長、リフォーム会社でアドバイザー等を歴任。豊富な経験と知識をベースに、お洒落なインテリア家具の魅力をお伝えいたします。
ベッドの最新記事
-
CATEGORY : ベッドUPDATE : 2022/09/24
-
CATEGORY : ベッドUPDATE : 2022/04/06
-
CATEGORY : ベッドUPDATE : 2022/01/13
-
CATEGORY : ベッドUPDATE : 2021/07/11