狭いお部屋でもソファーをあきらめない!空間を広く見せるテクニックとソファー選びのコツ
くつろぎ空間を作るために、欠かせない家具といえばソファーですね。「広い部屋に大きなソファーをドーンと置いて、その上でゆったりくつろぎたい!」こんな夢を抱いている方も多いのではないでしょうか。
しかし、日本の住宅事情を考えると、残念ながら「リビングスペースには限りがある」というのが実情です。では、十分な空間を確保できない場合、ソファーの設置はあきらめるべきなのでしょうか。
答えはNO。
種類やサイズ、そして配置に工夫をすることで、狭い空間でもソファーを取り入れながら窮屈な印象にならないお部屋にすることができます。
それでは、限られたスペースでもソファーを上手に取り入れるためのコツをご紹介いたしましょう。
■適正サイズのソファーで、お部屋のデッドスペースをなくす
限られた空間にソファーを配置する場合には、まずソファーのサイズを慎重にチェックしましょう。
ソファーには「1人掛け用」のコンパクトなものから「3~4人掛け用」の大型のものまで、さまざまなサイズがあります。この「人数」は、あくまでも目安。限られたスペースを有効活用するためには、設置予定場所にピッタリと当てはまるサイズを選ぶことがポイントとなります。
ソファーのサイズは、幅と奥行き、そして高さで決まります。設置予定場所にできる限りピッタリのものを選べば、その分デッドスペースの減少につながり、くつろぐ空間を効率的に作り出すことができます。
ソファーのサイズを検討する際には、具体的にイメージを捉えてみることが重要です。例えば、設置予定場所にソファーと同じ大きさに新聞紙などを敷いてみることで、空間の占有度合いを把握することができます。
そして、ソファー周辺の生活導線や、テレビとの距離などを確認します。人が通りにくくなったり、テレビが近すぎたりすると、快適なソファー生活は難しくなります。
■テレビとの距離が近い場合は、奥行きが浅いソファーを選ぼう
ソファーとテレビの間には、一定の距離を保つのが理想だとされています。両者の距離が近すぎると、室内の圧迫感が増してしまいます。せっかくソファーを導入しても、「なんだか部屋が狭くなったような気がする……」なんて、残念な印象につながりかねません。
こんなときには、ぜひソファーの奥行きに注目してみてください。
ソファーの中には、座面の奥行きを広くとり、よりくつろぎやすくしたものもあれば、反対に座面を浅く設定して、どんな場所にも設置しやすいよう工夫されたものもあります。
ポイントは、座面の奥行きのみにとらわれないこと。座面の奥行きが浅くても、背もたれの厚みがあればリッチな印象にはなりますが、トータルの奥行きが広くなり、圧迫感の原因となります。
テレビとの距離が気になるときは、奥行きが浅いソファーを選びましょう。その分ソファー前の空間が広がり、部屋全体をスッキリと見せてくれます。
■狭いお部屋でも、ソファーで足を伸ばしてくつろぐにはオットマン!
足を伸ばしてくつろげるカウチソファーは、設置するのに広いスペースを必要とします。設置場所に限りがある場合、導入は非常に難しくなってしまいます。
このような場合には、ぜひオットマンを活用してみてください。オットマンとは、いわゆる「足置き」のこと。ソファーと足置きを切り離すことで、限られた空間の中でもフレキシブルに活用できるようになります。
・自分一人でくつろぐときは、ソファーの前に設置してカウチソファー風に
・家族みんなでくつろぐときは、リビング中央に設置してテーブル代わりに
・お客さんが来たときには、椅子の代わりに
状況に合わせて、1台3役で働いてくれるのがオットマンの魅力です。
ソファーとのコーディネートも楽しみの1つです。
■高さをおさえたフロアソファーで、窓からの光を遮らず余裕が感じられる空間に
限られた空間を広く見せるためには、「縦の空間」と「窓からの光」を有効活用するのもオススメです。
まず「縦の空間」についてですが、家具全体の高さを低めにおさえることで、天井までの間に「余白」が生まれます。この余白が、部屋全体の圧迫感の軽減に役立ってくれます。
そして、「窓からの光」を遮らないことも大切なポイント。せっかくの窓をふさいでしまうと、室内に光が届きにくくなり、それが原因で狭く窮屈な印象になります。
「縦の空間」と「窓からの光」を生かすには、通常よりも座面が低いフロアソファーがオススメです。全体の高さが低いソファーであれば、腰高窓の前に設置しても、外からの光を遮ることはありません。
フロアソファーはくつろぎ空間を用意しつつ、部屋を広く見せる効果も期待できます。
■ソファーとセットで置きたいテーブルもちょっと工夫を
ソファーの前にテーブルがあれば、飲み物を置いたり、ちょっとした書き物をしたり・・・。非常に便利に使えます。しかし、狭いお部屋では、テーブルがあることで空間全体が狭く感じられ、生活導線に支障をきたしてしまうことにもなりかねません。
したがって、リビングテーブルの購入を検討するなら、まずはソファーの設置を済ませ、数日間生活をしてみましょう。本当にテーブルが必要なのかどうか、見極められるはずです。
そして、必要となれば、ソファーの前にテーブルの大きさにカットした新聞紙を置いて、テーブルを置くことがお部屋にどのように影響するかを確認しましょう。
もし「便利なテーブルも、生活導線を考えると邪魔になりかねない」というのであれば、ソファーサイドに設置できる小さめのテーブルなども候補として検討してみることをオススメします。
シンプルなデザインの小型ラウンドテーブルであれば、ソファー脇のスペースを有効に活用できます。
室内にソファーを設置すると、自然とそこがくつろぎポイントの中心となります。
上手なソファー選びを実践すれば、限られた空間の中でも、ゆったりとくつろげる空間を用意できることでしょう。
新しくソファーの購入を検討しているけれど、設置場所に限りがある場合には、まずサイズの確認と設置したときのシミュレーションを実践してみてくださいね。
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