これから冷え込みが厳しくなる時期に追加するべき寝具は敷きパッド? それとも毛布?
■寒い冬の夜を乗り切るためには寝具の見直しが大切
秋も深まり、夜の気温もどんどん低くなる時期。
冬用の暖かいお布団は出したものの、このまま本格的な冬を迎えるのは心許ない……そう感じている方も多いのではないでしょうか。
寝具の使い方や選び方を間違えていると、せっかく暖かいはずのお布団を使って休んでいても、夜の冷え込みに思わず目を覚ましてしまうこともあります。
寒さのせいで上手く眠れず着膨れて寝苦しくなってしまったり、寒さを堪えるためにあれこれと気を回しすぎて翌朝寝不足になったりと、夜きちんと眠れないことのデメリットははかりしれません。
しっかり暖かい状態で眠れるようにするには、そのための環境を整えておくのが大切です。
エアコンなどの暖房器具を使って部屋の温度を一定以上に保つのも重要ですが、それに加えて寝具の選び方や使い方を見直すのも効果的。
例えば、今使っている寝具に毛布を1枚プラスするだけで、ぐっと暖かくなったりもするのです。
今お使いの寝具に合わせて、プラスすると効果的なアイテムを探してみましょう!
■敷きパッドと毛布、それぞれの持つメリット
夜に冷え込む冬の時期に向けて購入するアイテムとしては、敷きパッドや毛布が一番手軽に使えるものです。
掛け布団そのものを買い替えてもいいのですが、その場合にも最大のパフォーマンスを発揮させるには敷きパッドや毛布の存在が必要になることは多いです。
そこで、まずは敷きパッドと毛布、それぞれのメリットをご紹介したいと思います。
敷きパッドは、暑い時期と寒い時期、それぞれに合わせたタイプのものが販売されています。敷寝具の中では一番上に敷くものであり、直接肌に触れるアイテムなので、季節によってきちんと使い分けることが大切です。
冬場に使う敷きパッドとしては、肌触りが良いのはもちろんのこと、断熱効果のあるものがおすすめです。寝ている間にお布団の中が暖かくなるのは、断熱性の高い素材で体温が外へ逃げていかないよう留めていることによるものです。
敷きパッドなしでは敷布団やマットレスを通して熱が逃げていくばかりではなく、体温そのものも奪って布団の中を冷やしてしまうこともあります。
床の方から冷えてくると感じられる場合には、敷きパッドのメリットを一番実感しやすいでしょう。
一方の毛布は、掛け布団から熱が逃げていくのを防止してくれるアイテムです。掛け布団の下に毛布を掛けて使っている方も多いですが、実は掛け布団のさらに上にかけて熱が外へ出ていくのを防ぐのが一番効果的な使い方です。
掛け布団は冷たい外気にさらされているため、熱を放出するだけではなくすっかり冷え切ってしまうこともあります。そんなときでも一番上に毛布を1枚プラスしておけば、直接外気に触れなくなりお布団が冷えるのを防いでくれるのです。
敷きパッドと毛布とを比べてみると、それぞれ「どこからの冷気に作用するか」という点で大きく異なるということがわかります。
今現在感じる冷えがどこから来ているのか、それによってどちらを選ぶとより効果的かがわかるはずです。
■今使っているお布団に合わせてプラスするアイテムを選ぶ
敷きパッドを選ぶべきか毛布を選ぶべきかは、現在の睡眠環境によって変わります。
そこで、具体的な例を取り上げつつどんなアイテムをプラスすると効果的かみていきましょう。
まず、現在は掛け布団のみを使用している、というケースです。この場合、どちらをプラスしても一定の効果は得られますが、どちらがより効果的かは使っている寝具によって変わってきます。
例えば、使っているベッドパッドの素材がコットン綿など、湿気を溜め込みやすいタイプのものであれば敷きパッドが効果を発揮します。
敷寝具に湿気が溜まっていると熱をどんどん奪ってしまうため、断熱性の高い敷きパッドを上に重ねることで下から熱が逃げていくのを防ぐことができるのです。
ベッドパッドに特に問題ない場合には、毛布をプラスするのがおすすめです。先程ご紹介したように、掛け布団の上に断熱性の高い毛布を1枚掛けるだけで蓄熱効果がぐっと高くなるので、それだけでかなり暖かく感じるようになるはずです。
敷きパッドや毛布を既に使用しているにもかかわらず寒く感じるという場合は、それぞれの素材や品質を確かめ、より良いものに買い替えるということが必要になります。
敷きパッドで比較的お手頃なお値段かつちゃんと効果を感じられるものとなると、やはりポリエステルやアクリル系の素材がおすすめです。
特にパッドの中わたについては、コットンではなくポリエステル系の綿を使っているものを選ぶようにしましょう。コットン綿は湿気を吸い込むため、かえって冷えてしまうことがあるのです。
毛布の素材については、断熱性の高いアクリル、断熱力は落ちるもののずっと手頃なお値段な上軽くて洗濯もしやすいフリースやポリエステルのものなどがあります。
一番効果を実感できるのはアクリルの毛布ではありますが、フリースやポリエステル素材の毛布でも充分というケースも多いので、お値段と機能性の兼ね合いで選んでみてくださいね。
あたたかなお布団で眠ることは、冬にしか味わえない最高の贅沢でもあります。早いうちからしっかり環境を整えて、寒い冬でも心地よく眠れるよう準備しておきましょう!
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